2019.03.26
カテゴリ:どういう意味シリーズ
道は近きにあり!
表装のお依頼を受けましたが、禅語のようです。
【道在邇】『どうざいじ』と読むようです。
(原文)
道在邇,而求諸遠。
事在易、而求諸難。
人人親其親、長其長、
而天下平。
(書き下し文)
道(みち)は邇(ちか)きに在り(あ)、而も(しか)これを遠(とお)きに求む(もと)。
事(こと)は易(やす)きに在り(あ)、而も(しか)これを難(かた)きに求む(もと)。
人人(ひとびと)其(そ)の親(しん)を親(しん)とし、その長(ちょう)を長(ちょう)として、
天下(てんか)平らか(たい)なり。
(意役)
求めているものは近くにあるものだ。それをついつい遠いところに求めてしまう。
同じく解決する方法はかんたんなのに、ついつい難しく考えてしまう。
みんなが親を親として面倒を見、年配者を年配者としてうやまえば、世界は平和である。