2019.04.15
カテゴリ:どういう意味シリーズ
いい人に交わっていると良い結果に恵まれる
またまた難しい書がやってまいりました!
半切を横に並べて全紙サイズで掛軸に仕立てて、とのご依頼。
一体、なんと書いてあるのでしょうか?
早速調べてみますと、
右側の書は、多逢聖因 (たほうしょういん)と出ました。
意味はというと、
「いい人に交わっていると良い結果に恵まれる」
「人間はできるだけいい機会、いい場所、いい人、いい書物に
会うことを考えなければならない。」
なるほど良い言葉ですね!
左側の書は?
「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」
「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」
そうです。
新元号「令和」の典拠となった、万葉集の一文ですね。