価格の説明の前に、表装店の説明をいたします。
表装店の種類によって価格がまったく違ってきます。
表装店は大きく分けて3種類あります。
- 本業は内装店に変わってしまって、表装はやらない。
- 内装も表装もやっている店。
- 表装専門店と、うたっている店。
看板には表装・表具店とあっても内装専門店が大多数ですね。
表装専門店でも内装表装店でも大きく分けると2種類あります
- 技術的、コスト的に合わない場合は外注に出してしまう
- すべて自分の店で表装する
外注は論外として・・・
更に、自分の店で表装するも、3つに分けられます
安価表装(大量生産型)
- ベルトコンベアーで一日数百本の仕立てをこなす
- 価格は圧倒的に安い
- コスト重視のため作品の良し悪し関係なし
- 熱で貼り付けるため作品が痛み将来仕立て直し不可能
- おもに展覧会向き表装
全国の書道用品店、文具店と組んでいるので、そこで注文すると良いでしょう。
古典表装(職人気質型)
- 有名書画家や文化財級の作品を主に仕立てる
- 安い表具は受けない
- 材料、デザイン、予算など、すべて職人まかせ
- 金額は高く、納期はかかるが昔しながらの良い表装をする
全国に名の通った表装店なら間違いありません。「こんな凄い仕事をしてます、してきました」的な、サイトになっていますので見つけ易いはずです。
- 高度な技術は持っていて、文化財級の修復もできる
- 近代的な技術も取り入れ安価な表装も受ける
- 時代にマッチした表装を考え進化している
- お客様の、作品にかける思いを考えてデザインする
こういうお店が増えてきていると思います。
かなり私の偏見も入ってますがザックリ言ってこんな世界です
文化財古典表装、大量生産表装に行かれる方とはさよならですが、
もうすでにお気づきでしょうけれど、当然、私、耕美堂はこちらに入ります
よって、私情、偏見、が入ることはお許しください(笑)
ザックリ分けて2種類の表装店かと思います
親孝行老舗店(地元密着型)
- 先代からの表装店を廃業させないように頑張っている
- 新技術も取り入れ、試行錯誤している
- 自分の後継者がいないので将来不安
- すばらしい技術を持ちながら使用頻度が少ない
- ホームページでも作って宣伝してみる
ほとんど、こんな表装店にはいります(涙)
プレゼンター店(スーパーマルチ型)
- お客様を待っているのではなく、お客様を作っていく
- お客様のニーズをつかみ、何かを常に仕掛けている
- 10年後、20年後のため、せっせと種まきをしている
- 後継者、協力店、続々と増えてくる
- 全国から表装依頼を受けている
はい、耕美堂のことですね!
価格はその作品によって変わりますが、
5千円から数10万円まで幅がかなりあります。
お客様のご予算を聞いたうえで決めていくものだと思っております。
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