まずは掛け軸のパーツの呼び名から

クリックすると大きくなります
各名称

尚、地方によって呼び名が変わる場合多々あります。

表装様式の種類

丸表装(まるひょうそう)

丸表装

丸表装(まるひょうそう)と呼び一番ポピュラーな表装様式である。
他に、見切り表装、文人表装、袋表装と呼ぶ地域もある。
作品のまわりに筋廻しを入れるとより作品が引き立つ。
凝ったデザインではないので、書でも絵でも引き立つ。
比較的安価で仕立てられる。

覚え方:同じ色柄の着物で作品をグルッと丸く取り囲んでいるから丸表装

山水5

書13

拓本

命名





二段表装(にだんひょうそう)

二段表装

二段表装(まるひょうそう)と呼び、一文字が無い表装様式である。
あえてデザインに凝らずあっさりと見せる。
天が無地で中廻しに柄ものを使う。
風帯はつけないものが多い。
筋で分けて二段にする方法もある(筋分け二段表装)。

覚え方:天と中廻しで二段に分かれているから二段表装

山水2

筋分二段表装

二段表装

美人画




三段表装(さんだんひょうそう)

画像の説明画像の説明

三段表装(さんだんひょうそう)と呼び、一番人気の仕立てである。
作品が小さい、または横長のものを茶掛け(ちゃがけ)と呼ぶ。
風帯がぶらぶら垂れ下がっているのを垂れ風帯と言い、本式である。
風帯が貼りついているものを貼り風帯と呼び略式である。
他に筋分け風帯などもある。
天が無地で中廻しに柄ものを使う。

覚え方:天と中廻しと一文字で三段に分かれているから三段表装

百人一首

鳥

武藤様2

山水7




まだまだ表装様式はありますので徐々に増やしていく予定です。
2015年1月19日現在 店主